年末年始を振り返って。2020年は「ありがとうの年」

 

年末年始を振り返って、思うこと。

こんにちは、かの子です。

2020年が始まった!と思っていたらあっという間に3週間経ってしまいました。

この年末年始、色々と思うことがあったので、ここで振り返ってみようと思います。

2019年の冬に誕生日を迎え、34歳になりました。

34回目の誕生日はとても感慨深い日となりました。

当日、夫のトシ君が仕事帰りにケーキを買ってきてくれたんですね。

私はピスタチオが好きなので、ピスタチオのケーキが売ってるちょっと離れたケーキ屋さんまでわざわざ行ってくれて。

そして帰ってきてから、子どもたちと手紙を書いてくれたんです。

トシ君の手紙には、

「HAPPY BIRTHDAY

おかあさん いつもありがとう だいすき

おとうさんとうみより」

って書いてあって、うみが鉛筆でガンガン書いた線がいっぱい書いてありました。

はなは、書き出しはトシ君が書いた手紙を真似してこんな手紙をくれました。

「HAPPY BIRTHDAY

おかあさん いつもありがとう だいすき

はなより だいすき まま おつかれさま」

…もう本当に、嬉しかった〜!!

ありがたいなあ、としみじみ思ってから、ふと一年前を思い出しました。

一年前はうみが5ヶ月くらいで、精神的に一番ひどい時期でした。

どん底で毎日暗黒で、朝が来るのが辛く、もういなくなりたいって思ってました。

耐えきれずにとりあえず実家に帰り、心療内科を受診して産後うつだって言われた頃でした。

あれから一年。こんな嬉しい手紙をもらって、幸せだなあ〜って心から思える日が来るとは。

生きててよかった〜〜〜。゚(゚´ω`゚)゚。

そして、大好きな本『ツレがうつになりまして。』(細川貂々作、2006年発行、幻冬舎)のあとがきに書いてあった、細川貂々さんの夫・ツレさんが書いていた言葉を思い出しました。

 病みは闇なり。

 およそ一年半の闘病生活を乗り越え、振り返って思う。まさに自分は闇の中にいたのではないかと。闇の中にいるときは、あせって動けば障害物にぶつかり、また足元の起伏で転んでと、痛みが増すばかりであった。何も見えていないのだから、動き回ることはたいそう危険である。

 かといって、じっとしていても寒さが身にこたえ、どうにかしなければならないという思いが頭をもたげてくる。この闇は永遠に続くのではないかと思える。

 そんなとき、心ある知人が直接、または人づてに、僕に箴言(しんげん)を伝えてくれた。「夜は必ず明ける」と。

 しかし絶望のさなかにいる僕にとっては、むなしい気休めにしか聞こえなかった。

 それでも、むなしく響く言葉の繰り返しも、今にして思えば僕の心に一条の光をもたらしてくれていたのかと思う。結果的に、それは真実だった。

 今、まさに闇の中にいる人たちにとって、僕が同じ言葉を繰り返し言っても、やはりむなしい気休めのように響くかもしれない。しかし、あえて言おう。

「夜は、必ず、明ける」

 

ああ、ほんとうだ、と思いました。闇の中にいるときは、これが永遠に続くんじゃないかって思うけど、一年後には大切な家族と幸せを感じられるようになっていました。

何かがきっかけで、突破口が見えるかもしれない。時間が薬になるっていうこともある。

「辛い状態がずっと続く気がして、早く抜け出したいって焦るけど、きっと悪い時は長く続かない。だからきっと大丈夫。笑って『幸せだなあ〜』って思える時は来る。」

これからの人生でも、落ち込む時は来ると思うのですが、そんなときは自分にこんな風に言ってあげたいと思います。

つらい時期に、救いを求めて色々な本を読んでいたのですが、

『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子著、2012年発行、幻冬舎)の中のこんな言葉も心に残りました。

どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

この言葉は、自分が植物を育てて感じていたことと一致するので、ああそうだなあって思います。

私は庭いじりが好きで、花の苗をよく買っちゃうんですが、植えてから割とすぐ成長しはじめる子もいれば、全然大きくならなかったり、花を咲かせなかったりする子もいるんですよね。

それで、大丈夫かな…と思いながら大きくならない子を見ていると、最初の春夏を越し、冬を越えて、次の春になって大きく成長を始めて花を咲かせることがあります。

そうすると、

「ああ、最初地上に出ている部分が大きくならなかった時は、きっと根を張っていたのだな」

と思います。

なので、この本に書いてある言葉、分かります。

全然うまくいかない時ってありますよね。そんな時、今は根を張る時期なのかも?と思ってみると、見方が変わるかもしれません。

うまくいかないと悩む時間も、実は無駄ではないのかも。

この本のタイトル『置かれた場所で咲きなさい』も、深い言葉ですね〜。

人も植物も通じるものがあると言うか。

植物って自分で動けないから、ホントに置かれた場所で生きるしかないじゃないですか。

日当たりとか水はけとか、土の状態とかいろんな条件を選べなくても、自分が置かれた状況で精一杯生きてる姿って、健気だし、すごいなあって思います。

だから私は植物に魅かれるんだろうな〜

こちらはうちの庭のクリスマスローズです。

毎年、春に先駆けて寒いうちから花をさかせてくれています。

つぼみが土から湧き出るようにたくさん出てきました。

うつむくような姿がとても清楚です。

2020年は「ありがとう」の年だ!

年末に「明けない夜はない」ということをしみじみ感じました。

そして年明け。2020年は「ありがとうの年だ!」と思う出来事がありました。

年が変わり、元旦の早朝。我が家では、車で30分ほどのところにある山の神社さんまで初日の出を見に行くのが恒例となっています。

今年もトシ君と6時前に起き、子どもたちを寝たまま車に乗せようということになりました。

寒いので靴下を履かせて、抱き上げようとした時、はなが起きてしまいました。そうしたら。

「あ〜、ありがとう…」

と言うではないですか。

眠いのに早朝起こされて、もう!眠いのに!とか言ってもおかしくないのに、「起こしてくれてありがとう」なんて言ってくれるとは…

トシ君が抱き上げたら、

「いつもだっこしてくれて、ありがとう…」

って。

いやあもう、ほんとにすごいわあ…

はなはいつもこんな風に、あったかい言葉をかけてくれるんです。

身内では、「神様の子じゃ…」と言っているほど。

はなの言葉にすごーーーく心があったまった元旦の朝でした。

そして思いました。今年は「ありがとうの年」だ!

暗闇から抜け出したって思えるのも、家族や友達や、いろんな人が支えてくれたから。

いっぱい話し聞いてくれたり、一緒にいてくれたり…

そういう時間の積み重ねで元気になれた。

だから、周りの人に感謝して、その気持ちを伝えられたらいいな。そして、今度は自分が周りの人のために何かできるような、そんな年にしたいです。

よーし、2020年もがんばるぞ!

最後までお読みいただきありがとうございました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪