こんにちは、かの子です。
さて、初めてのお産を終え、扁平乳頭で授乳に苦戦し、夫方の家族や親戚の面会に怯えながらすったもんだの入院生活を送っていた私。
いよいよ退院の日がやってきました!
これからどうなるのでしょうか…
授乳がうまくいかないまま退院。不安でいっぱい。
いよいよ退院の日になってしまいました!
しかし問題は授乳。扁平乳頭のせいで、入院中ずっと授乳に苦戦していました。とっかかりのないペッタラコの乳首はくわえさせることすらできず。乳頭保護器を使ってなんとか授乳らしきポーズをとってはいたけど、はなにほとんど飲ませてあげられていませんでした。母乳が足りない分はずっとミルクで補ってたのです。
でも私は絶対母乳で育てたい派。なので、5日間の入院期間中になんとか授乳のコツみたいのをつかみたいと必死でした。
あまりの忙しさにサツバツとしている助産師さんや看護師さんに怯えながら、優しそうな人を見つけては「扁平乳頭でじかにおっぱいをくわえさせることもできないんです!どうしたらいいですか?」と聞いてました。
ある助産師さんは、「乳頭マッサージをきちんとするように」と言い、別の助産師さんは「赤ちゃんに乳首を深くくわえさせるように」と言いました。
だけど。
そうなのか、と思ってその通りにしようと試みるも、なんかうまくいってる気がしない。マッサージしても出が良くなってる感じはしないし、乳首を深くくわえさせようにもそもそも乳首が無いのでどうしたらいいのかわかんない。
わかんないったらわかんない!!
はながおっぱい飲めてるような感じは全然しなくて。
今思えば、私はこの入院中に、赤ちゃんがおっぱいを飲めるような「授乳の姿勢(ポジショニング)」を教えてもらっていなかったのです。
これははながちょうど生後1ヶ月のとき、新生児訪問でお世話になった助産師さんにきちんと授乳の姿勢を教えてもらったことで判明しました。
産院でももちろん、ざっくりと授乳の姿勢を教えてもらっていました。でも、新生児訪問の助産師さんから教わった方法は全く違いました。1ヶ月経ち、新生児訪問で正しい授乳の姿勢を教えてもらったことで、私はやっとはなにおっぱいをきちんとくわえさせることができるようになったのです。
はながうまれてからの1ヶ月なんだったんジャイ〜!と後で思うんだけど、そんなの入院中の私は知るはずもなく。
わかんないわかんない…とパニクっていたわけです。
そんな風にパニクって授乳の姿勢(ポジショニング)についてネット上をさまよってた時、こちらのブログを見つけてとっても助かりました!筆者のsumireさん、ありがとうございます(>人<)目からウロコのお話の連続で、授乳の世界で迷っていた私を導いてくれました。新生児訪問で実際に正しい授乳の仕方を教わって、自分で実際にやってみて、ブログに書いてあったことがストンと落ちたこともありました。どうぞご覧あれ♪↓↓↓
さてちょっと脱線しましたが授乳がうまくいかないのに退院の日になっちゃったはなし。
あー…不安…これからどうなるの…
と思っていたら、たまたま「現場のボス」っぽいベテラン助産師さんに扁平乳頭のことを相談する機会がありました。
そしたら助産師さんは私の乳首を見て、
「うん、こんくらいの扁平乳頭だったらだいじょうぶ!赤ちゃんに吸ってもらってるうちにだんだん乳首出てくるから!乳首の形って授乳に関係ないから。大事なのは乳首の柔らかさ!柔らかいと、乳首が扁平でも赤ちゃんが含めるから!」
とおっしゃるではないですか。
あ、そうなの?
そうなんだ…それならちょっと安心…
ていうか、吸われてたら飛び出してくるって…
そんな単純なものなのね…
安心すると同時に人間の体の作りって面白いわあ…と思いました。
ちなみにこの「乳首の柔らかさ」というのはほんとーに大事だと後になって痛感しました。
入院中は初めてだからそんなこと気がつかなかったけど、当時は乳首が硬かったのです。
初産婦は乳首が未熟で、硬いのだそうです。そうすると、赤ちゃんは吸いにくい。まして私のような扁平乳頭だと、カタくてでかいボールが目の前にあるのを吸え!と言ってるようなもので、赤ちゃんの小さい口で深く含むなんてことできません。
深く乳首を含まないと、ちゃんとおっぱいを吸いだせないし、乳首もいたんでしまいます。でも、乳首が柔らかければ、ちゅるちゅるんっと吸い込むようにして奥まで含むことができ、赤ちゃんとお母さん双方にとって快適な授乳ができるのです。
私の場合、乳首が柔らかくなったと感じられるようになるまで1ヶ月半かかったな…あはは…
まあそんなわけで、ベテラン助産師さんに励まされてちょっとホッとしつつ、退院となったわけです!
退院初日、さっそく試練。ああ前途多難…
さて無事に退院となりました。
授乳については、入院中同様3時間おきにおっぱいをあげて、その後ミルクを50mlくらい飲ませてあげてください、という指導がありました。
あとは沐浴の仕方とか、おへそのケアとかを教えてもらっていざ退院。
車で迎えにきてくれた夫のトシ君と自宅のアパートへ。(里帰り出産はしなかったので)
ちっこくてぐにゃぐにゃのはなをチャイルドシートに乗せるときの緊張感ったらない。
ベルトをかけるためにはなの腕を持ったら、そのままスポンって抜けちゃうんじゃないか、というほどの頼りなさ。
今にも壊れそうなはなにビクビクしつつ移動。はなはおとなしく寝ててくれて、助かりました〜
季節は秋で、車の窓からコスモスがきれいに咲いてるのが見えました。
無事アパートに到着。
はあ…気を張りすぎて疲れた…
アパートについてしばらくしたら義理の母が夕飯用のお惣菜などを持ってきてくれました。
その後、実家の母が到着。1週間手伝いのためにいてくれることになっており、500キロ離れた実家からはるばる来てくれたのでした。
あーこれで安心、ありがたや…
と思ったのもつかの間。
さて、はなのお世話、何をどうすりゃいいんだっけ…
幸いはじめのうちは産院でお腹いっぱいミルク飲んできたためかよく寝てました。
えーと、次授乳の時間きたら、えーと、おっぱいあげて、それで…
あれ?
ミルクないじゃん!
妊娠中から絶対母乳で育てようと鼻息荒くしてた私。産んだらじゃーじゃー母乳がでるもんだと思ってたのでミルクなんか用意してませんでした。
…あ!でも、そうだそうだ!同じ産院で出産したトシ君の義理のお姉さんが、産院からもらえる退院セットの中に粉ミルク入ってたよって言ってた!
と思って退院セットをガサゴソすると。
あれ?試供品のスティックタイプのは2本入ってますけど…お義姉さん、缶のが入ってるって言ってなかったっけ?これじゃ足りなくない?
どうやらお義姉さんが出産した後で、退院セットの中身が変わってしまったようで。
ありゃ〜…これ、足りるかな…
パッとトシ君に買いに行ってもらえばよかったのかもしれないけど、当時は粉ミルクがどこに売ってるのかとかよくわかってませんでした。ベビー用品店に行けばあるだろうけどわざわざいくのもな…あ、もう疲れた…
出産してから休めてないので頭の回転も遅くなってて、あーめんどくさい、まあなんとかなるだろ…試供品でたりるんじゃない?足りなきゃ明日買いに行こ…と考えるのを放棄しました。
そしたら。
そのあとはなが泣く泣く。入院中はずっと静かにしてたのに。
あれはたっぷりミルク飲んでお腹いっぱいだったからなんだってやっと気付きました。
ミルクがない今、飲めない私のおっぱいを前に泣き叫ぶはな。
空腹で泣くのってこんなに激しいんだ…
あわてて試供品のミルクをあげるも、すぐなくなっちゃいました。
あ、やば…と思った時にはもう夜。お店ももうやってません。
私のでないおっぱいで一晩耐えてもらわねばならない…!
それからが大変でした。はなは一晩ずーーーーーっと泣き続けました。
私のおっぱいを吸わせてみてもぜんっぜんダメ。泣き止まない。
母とかわりばんこに抱っこしても全然泣き止まない。
ミルクがないから、「白湯をあげたら?」という母のアドバイスに従ってスプーンで飲ませてみようとするもうまく飲めず。
ホントにずーーーーーーーっとギャン泣き。
まじで…?初日からコレ?耐えられるかな、あたし…
生まれて初めての育児は前途多難なスタートを切りました…
結局はなは朝まで泣き続けました。朝イチでトシ君に近所のスーパーまで粉ミルクを買いに走ってもらい、おなかいっぱいミルクを飲んだところでやっと泣き止んだのでした。
出産で体がダメージを受けてる上にこの一晩泣きはこたえた。
でも、遠くから来てくれて疲れてる上に、ほとんど一晩中はなの泣きに付き合ってくれた母。
ほんとありがとう。ごめんね〜。・°°・(>_<)・°°・。
ヘトヘトの身体に母のありがたさが沁みた退院初日なのでした。
さてさてこれからどんな日々が始まるのか…?
次回もこうご期待〜
最後までお読みいただきありがとうございました☆彡