
こんにちは、かの子です。
今回は初めての授乳について書いていきます。
授乳は理科の実験みたい?
お産が終わり、体の痛みに耐えつつ一晩部屋で過ごし、ついに翌日初めての授乳の時がやってきました。神経が高ぶっていたのと体の痛みでほとんど寝られていません。でも私は希望に燃えていました。母乳は完全栄養と聞いていたので、よく出るように妊娠中からおっぱいマッサージをしたりと気合十分でした。おっぱいをあげるってどんな感じなのかな?というワクワク感もありました。鼻息を荒くしつつ、えっちらおっちら授乳室へ向かいます。
ドアを開けると、先に来ていたお母さん方がずら〜り。そのお母さんたちを数人の助産師さんたちが指導しています。
私に気づいた助産師さんがそばに来て授乳の仕方を教えてくれました。それがまた、結構やることがいっぱいあるのです。
①赤ちゃんのおむつを替えて、うんちとおしっこが出ているか確認。
②ベビー体重計で体重を測る。
③体重と、うんちとおしっこが出ていたかを表に記録。
④赤ちゃんをベビーベッドに乗せ、お母さんはイスに座って乳頭マッサージ。清拭綿で乳首を拭き、親指・人差し指・中指の3本で乳首をゆっくりマッサージする。
⑤赤ちゃんを横抱きにしておっぱいを吸わせる。左右5分ずつを2クール行う。
⑥もう一度体重を測る。
⑦おっぱいを吸わせた後の体重から、吸わせる前の体重を引き算し、その値を記録する。
⑧おっぱいだけで足りない分を補うためにミルクをあげる。
⑨げっぷをさせ、おむつを替える。
⑩搾乳して終了。(搾乳とは自分の手でお乳を搾ること。絞ったお乳は哺乳瓶に入れて、次回の授乳のときあげる。)
手順はこうです。これをバーっと説明されて、頭がクラクラしました…。
簡単に言うと、
おっぱいをどれだけ飲んだか知りたいので、飲む前と後の体重の差を計算する。そして、足りない分をミルクで補う。
ということなのですね。
はなを産んだ病院では、一回の授乳で50ml飲ませる、という基準がありました。
もしおっぱいの後に体重が20グラム増えていたら、おっぱいを20ml飲んだ、ということがわかります。
なので、ミルクを50−20=30mlあげて足りない分を補う、ということになります。単純な算数ですね。(※母乳はいくら飲んでもいいものなので、もし50ml以上飲んでいたとしても大丈夫です。その場合ミルクは無しとなります。)
赤ちゃんを体重計に乗せたり降ろしたり、計算機で計算したりと、なんだか理科の実験みたいだなあと思いました。授乳ってこんなきっちり測ってやるものなのか…とびっくりしました。
さて、説明も終わりいざ実践となりました。でも何しろこちらは初めてづくしの新米ママです。赤ちゃんの抱っこすらおぼつかない。その上おむつ替えのときうんちが出ていてもうパニック!
おマタのシワにうんちはさまってる!どうやってとるの?どのくらいの強さで拭いたらいいの?
フニャフニャで今にも壊れそうな赤ちゃんを前に悪戦苦闘します。そんな私に助産師さんが「ほんとおっかなびっくりやな〜(笑)」と声をかけてきます。そんなこんなしているうちに次の手順がわからなくなります(泣)
ともあれ、いよいよ赤ちゃんにおっぱいをあげるときがやってきました!待ちに待った瞬間!ところが…
私は扁平乳頭だった
乳首を赤ちゃんの口につけても、なんだか吸ってる感じがしません。いちおう舐めてはくれましたが、吸ってません。というか吸えません。私の乳首は扁平乳頭だったのです。
希望に燃えていた初授乳は、先が思いやられる結果となったのでした…。
今回はこれまでです。扁平乳頭がどういうものかなどについてはこの次に書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。